2009年05月11日

心に残る言葉

私の娘は、今は重度
ほとんど寝たきりですが
11~12才くらいまでは
ほんとうに多動で、
毎日、付き合って暮らすだけが
精一杯という状態でした。なき

30年前はまだまだ障害
それも自閉の理解はないと
いったころで(障害は自閉ではなかった)
入園をお願いにいった地域の
保育園には断られプンッ
(地域外の保育所で加配保母さんを
つけて預かっていただいた)

幼稚園の入園をお願いに行った時に
言われた言葉は、今の同じ立場の
お母さんには信じて貰えないと思う
「お母さん、お母さんの育て方が
間違ったのに、なぜ私たちが
責任をとらんといかんのですか?」
大泣き

まだまだ知識もマニュアルもない時代
私たち親もどうしていいのか
とにかく一日を送ることの繰り返し
大泣き

でも、20歳をすぎたころ
ある小児科(障害のある子供は
大きくなっても小児科で診てもらう事あります)
の先生に初めて会ったとき、先生が
「お母さん、これまでご苦労様」と言われた
自分の子供を育てて労われたのは初めて

これまでに心が血をにじませてきたのに
すっかり癒えた気持ちだった。
ハートハートハート

若い女医先生は、私に語りかけの言葉の
大切な事、心の深さを持ちなさいということを
教えてくださった。


ちっ、ちっ、ちっこの、対照的な言葉は
対照的な言葉として
生涯わすれることはないと思う







Posted by はっちゃん  at 21:05 │Comments(4)

この記事へのコメント
こんばんは。
たったひとつの言葉で救われる事もあれば、落ち込んでしまう事もありますね。
相手の気持ちになれるかで変わってくると思います。多分当時の信じられない言葉を発してる人は、主観的で愛情に飢えた人生だったのでしょうね。
その時のショックは想像を絶しますが、その後、良い女医さんに巡り会えて、本当に幸せでしたね。
Posted by だいのぱぱ at 2009年05月12日 01:09
だいのぱぱさん、ありがとうございます。
娘のおかげで、本当にいろいろな人と会えました。
女医さんのお陰で、これまでのことが不思議に
私の理解をかえることができました。
「その立場でないと解らないこともあるし、
解らない人もいる、解らないひとを責めても
何にもならない、わたし達、こういう立場になれば、
そういう人を、解らないから言ってるんだと理解することが
子供を理解する、理解して貰うことになるんだ」と
おもえるようになりました。
許されていることを、忘れがちな私に先生の優しい言葉が
諭して下さったのでした。
Posted by はっちゃんはっちゃん at 2009年05月12日 13:46
言葉って・・・温かくも冷たくもなるんですよね。
言葉の 暴力もあります。
人に裏切られて・・・傷ついて
信じたあなたが悪いと言われても・・・
人を信じたいと自分の心が叫ぶんです。
『送る言葉』♪~人は悲しみが多いほど
人には優しくできるのだから・・
傷つく痛みのわかる人でいたい。
はっちゃんさんはつらかったと思います。
そのぶん はっちゃんさんは きっと
素敵な方だと思います。
この世の中 ひどい人ばかりじゃない
これからも 今のままの
はっちゃんさんでいてくださいね。
Posted by さすけさすけ at 2009年05月12日 20:16
さすけさん、つらいことって時が過ぎれば
懐かしさになるんですね。
色々なひとと巡り合って
今の自分があるんですよね。
昔、おばあちゃんが、私に
「つらい事は、自分にとって砥石やと思いなさいや」と
言ってくれました。
この歳になって噛みしめています。
みんな私には会わなければならない人であり、
遭わなければならないコトやったんですね。
Posted by はっちゃんはっちゃん at 2009年05月13日 11:31
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。